「超」少子高齢化でどの企業も人材不足に悩んでいます。日本の人口も減少の一途を歩んでいます。さらに「やっと入れた社員も早々に辞めて行ってしまう・・・」と嘆く企業が多いです。終身雇用の時代でもないし「転職」が当たり前になっている昨今、人材が流出することをコントロールすることは難しいと思います。企業がすべきことは人材の流出を食い止めるのではありません。新卒を採用するにしても、中途社員を採用するにしても「この会社で働いてみたい」と思う企業環境を整え、それを発信していくことです。また最近は「出戻り社員」市場も活性化しています。自社を辞め、他の会社に転職した人材を切り捨てるのではなく、関係性を保ち、数年後再度入社してもらう。ある企業の出戻り社員は「外に出てあたらめてこの会社の良さが理解できた」と言っています。会社としても他社からの人材を入れるよりも即戦力になりやすい、一度辞めて出戻った分、ある程度長く勤める覚悟があるというメリットがあります。風の時代を言われる昨今、風のように会社も柔軟である必要があります。いかに魅力ある会社にするか、それを外へ発信していくかが企業の生き残りの鍵だと感じます。