ブログ

女性のみの研修って不公平???

女性のみ対象の研修を行うと社内から「女性だけの研修は不公平・時代おくれ」という意見をいただきます。また受講者の女性からも「女性だけ集めた研修を受けることに気おくれがある」という意見を聞きます。なぜ女性のみの研修が必要なのでしょうか?
9月からある大手企業で女性リーダー養成プロジェクトが始動するのでその際にお伝えしようと思う事をこちらに記載します。
必要な理由を3点で考えました。

①日本の歴史的背景
男女雇用機会均等法(1986年施行)以前は、採用・配置・昇進において「男性=総合職、女性=一般職」という構造が一般的でした。
いわゆる「寿退社」という言葉に象徴されるように、「女性は結婚したら家庭に入るもの」という価値観が長く社会に根付いていました。
その結果、企業も女性を「管理職候補」として育てる文化が乏しく、女性自身も「管理職は男性がやるもの」という無意識の刷り込みを受けてきました。

👉 つまり、現在の女性管理職の少なさは、個人の能力不足ではなく、社会全体の歴史的な制度や価値観の影響が大きいのです。

②社会的認識のギャップ
均等法以降も40年弱経つものの、厚生労働省の「令和5年度 雇用均等基本調査」によると、課長相当職以上の女性管理職の割合は12.7%で政府の目標の30%達成には多くの疑問が残っています。
これは「能力の問題」ではなく、男性も女性も『女性が管理職になるのは自然だ』という認識が弱いことの現れです。
その背景には、長年にわたり「男性=働き手、女性=支援役」という役割分担モデルが続いてきた影響があります。

👉 だからこそ、女性自身に「管理職としての意識・スキル」を意図的に身につけてもらう場が必要です。

③女性が直面する特有の課題
令和7年度男女共同参画白書よると、女性は昇進時に「周囲からの抵抗」「ロールモデル不足」「ライフイベント(出産・育児・介護その他)との両立不安」など性別特有の心理的・制度的ハードルに直面しやすい。
また、ハーバード・ビジネス・レビューの研究では、「アンコンシャスバイアス」により女性はリーダーシップ資質を過小評価されやすい、また本人自身が過小評価しやすいことが指摘されています。

👉 こうした課題を共有し、対処方法を学ぶために「心理的安全性が確保された場」が必要です。

いかがでしょうか?
「open work」というサイトを見ると様々な企業の実態を実際勤務している社員の声として情報を得ることができます。今だ多くの企業が男尊女卑の文化であったり、女性と男性の評価が一律でなかったりと女性側の不満が多く記載されています。
時代は大きく変わっても社内風土を変えるには3世代の入れ替えが必要です。
女性が男性と肩を並べて管理職にチャレンジする企業風土醸成には、女性側に様々な支援が必要だと感じますがいかがでしょうか?

PAGE TOP